2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

WAFSによる災害対策

今だからこそ災害対策を実施するべきだというコメントを書きました。いろいろな方から災害対策の重要性を認識できたとコメントをいただいています。その災害対策に役に立つであろう技術が出てきています。直接みなさんの企業では使われない技術かもしれませ…

iSCSIはどこへ行った?

4年ほど前にiSCSIというデータを転送するためのストレージプロトコルが世間を賑わせた頃がある。「iSCSIはFCに変わる」、「iSCSIの出現でストレージエリアネットワーク(SAN)の世界は大きく変わることになる」と雑誌は騒ぎ立てていた。実際にふたを開けて…

ファイルサーバとNASの違いは?

NASとはファイルサーバに代わるファイル共有のための専用機器のことです。Network Attached Storageの略でネットワークに直接接続し、他の機器からネットワークボリュームを提供する専用ストレージのことを言います。 ファイルサーバと違うのは、ファイルサ…

災害対策とは具体的になにをするのか

地震が発生しているのは東京近郊だけではない。近年日本で起きた大地震をまとめてみると非常に大きな地震が北海道から九州まで頻繁に発生しているのがわかると思う。日本はまぎれもなく地震大国である。9月11日のニューヨークの事件では対岸の火事だと思われ…

今だからこそ災害対策(地震からデータを守れるか?)

7月24日のメールシステムは基幹系という内容でもわかると思いますが、企業の持っているストレージ容量はどんどん増えてます。増え続けるデータを守るためのバックアップについて7月16日、17日にも書きました。ストレージ設計⑨ - 誰かに任せておけないストレ…

メールはすでに基幹システム

もうすでに何年前のことなのか誰も覚えていないと思いますが、会社間の取り引きを電話とFAXでやり取りをし、手紙は郵便で送っていた時代があった。その内容が電子化され、メールで必要な書類が送れるようになり、使い方によってはメールでリアルタイムで話が…

テープとディスクバックアップはどちらが早い?続き

テープメディアの書き込み速度については、現在最高の性能を持ったLTO3でさえ 80MB/sであるから1時間に288GBのデータを書き込むことができる。並行して書き込みを行うなどのテープ装置だけでのバックアップ時間短縮の方法を除いても、ディスクに比べれば、同…

テープとディスクバックアップはどちらが早いか?

ひと昔前は、バックアップについてテープとディスクが同じ土俵で語られることはほとんどなかったと思います。しかし、最近ではディスク-ディスクバックアップというキーワードもある通り、バックアップをテープではなくてディスクからディスクへ取得すること…

ストレージ設計⑩

ストレージを購入するときに考えなければならないデザインの最後のポイントです。 昨日のストレージ設計⑨でもバックアップについて説明しましたが、やはり重要なデータを保存しておくストレージだからこそ、そのデータを万が一の事態からも守るバックアップ…

ストレージ設計⑨

一足早くブログで3連休してしまいました。頭の中では2日のはずだったのですが、3日も書いていないことに今日気付きました。今日の内容は、バックアップ領域の設計について考えてみたいと思います。バックアップ領域について <ポイント> ディスクドライブは…

ストレージ設計⑧

さて、ストレージデザイン ステップ10の8番目です。ストレージはハードウェアですが、本当に考えないといけないことはストレージにデータを書き込むアプリケーションについてです。どのようにデータを書き込むのか、少しでも性能を出すにはどうすれば良いの…

ストレージ設計⑦

スペアディスクの決定<ポイント> ディスクに障害が起こった場合に、スペアとして何台のスペアディスクドライブを用意するか? スペアディスクが1つだと、2つ以上のディスクに障害が発生した場合にデータを守れない たとえRAID設定ができるディスク装置を…

ストレージ設計⑤、⑥

週末の2日間さぼってしまいました。ストレージ設計のステップ⑤、⑥について今日はまとめて書きたいと思います。 ⑤ディスク数の決定 <ポイント> 実際に搭載するディスク数を決定これまでのストレージ設計ステップ①〜④で、容量、RAIDタイプ、ディスクドライブ…

ストレージ設計④

ストレージを設計するためのポイント10つの4番目です。 システムエンジニアが次に考えるべきポイントは、RAIDタイプの決定になります。<ポイント> 重要なデータは、RAID 0/1 コストを下げる場合は、RAID 5 RAIDとは、複数のディスクドライブをあたかもひと…

ストレージ設計③

3.搭載するディスクドライブ の決定<ポイント> ストレージ製品に搭載するディスクドライブ容量は? 回転数が高速なディスクドライブ 回転数が早い → アクセスが高速 → しかし、価格が高い SCSI? FC? ATA? ATAディスクは、安価で大容量を実現しているが、…

ストレージ設計②

2.導入ストレージ製品の選定<ポイント> 接続するサーバのベンダは? 接続するサーバのOSは? サーバがサポートしているストレージ製品は? 顧客が付き合っているベンダは? 2番目に考えなければいけないのは導入するストレージ製品の決定です。この手順で…

ストレージ設計①

ストレージ製品の導入を検討されているユーザの皆さんはどうもストレージはわからない、ベンダに任せておけば良い、ストレージのデザインは誰かにやってもらえばよいと思われているのではないだろうか? 高価なストレージこそ自分達でその構成、中身を理解し…

ストレージを導入するには2

7月2日の「ストレージを導入するには1」の続きです。③スイッチ ストレージ接続用として使われるスイッチには、大きく分けてファイバチャネル接続用のファイバチャネルスイッチ(以下、FCスイッチ)とiSCSI接続用のネットワークスイッチがあります。ネットワ…

ストレージを導入するには

ストレージを導入するためにはサーバの他にどのような機器が必要だろうか。ストレージ導入のためにはストレージエリアネットワーク(以下、SAN)を導入することが多くなっている。SANとは、「ファイバチャネルで構成されるサーバとストレージを接続するため…

ストレージってなに?

ストレージとは「サーバへ接続する外部記憶装置」のことである。といっても難しい。普段使われているPCに搭載されているハードディスクドライブは40〜100GBくらいだと思われるが、その1,000倍、1,000,000倍の容量を持つ大容量のディスク装置のことを概ね表し…