バックアップはテープ?ディスク?

1週間に1度しか技術的なことをこのブログに書けていませんが、勘弁してください。自分のペースでこれくらいが今は一番良いと感じていますので、今後増やせるようなら増やしていきたいと思います。

さて、バックアップエンジニアとしてバックアップしたデータをどこに保存するのかは悩むところです。過去のブログに「テープとディスク、どちらが早いか」と書いたことがありますがテープvsディスク - 誰かに任せておけないストレージ、正直なところどちらも良い点があるので状況に応じて使い分けるというのが良いのです。

バックアップは、なにか障害など予期せぬトラブルやミスによって失われたデータを復旧することが主たる目的です。データを戻すということを考えたときに、なにが一番優先されるかということを「戻すときの状況をイメージして」考えてみましょう。

何度も書いていますが、システムの重要度や経験度対象アプリケーション - 誰かに任せておけないストレージが関係してきます。データをリストアで戻すときに早く戻せれば良いのか?慌てず確実に戻せれば良いのかによって、早く戻すにはディスク媒体へバックアップを取得しておく、確実に戻すには例えばフルバックアップを毎日取得しておくなどその状況に応じた戻し方、またその戻し方に最適なバックアップ保存先が決まってきます。

トラブルが起こったときに冷静でいられるのは余程の度胸の持ち主です。システムが重要であればあるほど大変な事態になるでしょう。ましてはデータを戻さなければならない状況など、考えたくもない状況であることは簡単に予想できます。その時にどのようにリストアして、その後リカバリ処理をして復旧するのかをバックアップ設計のときから意識しておきましょう。

避難訓練と同じです。その状況をイメージして設計ができるか。それがエンジニアに求められることでしょう。と、エンジニアの考え方論になってしまいましたが・・・戻しの状況を考えてバックアップ保存先を決めましょう。