ストレージを導入するには2

7月2日の「ストレージを導入するには1」の続きです。

③スイッチ
ストレージ接続用として使われるスイッチには、大きく分けてファイバチャネル接続用のファイバチャネルスイッチ(以下、FCスイッチ)とiSCSI接続用のネットワークスイッチがあります。ネットワークスイッチに関しては一般的に使われているLANケーブルが接続されるスイッチであるので、ここではFCスイッチについて説明したいと思います。FCスイッチ

④SFP
Small Form Factor Pluggable Moduleの略で、FCスイッチなどのスイッチやサーバのHBA、ストレージ機器上のコントローラポートに接続される機械です。ファイバチャネルケーブルは光の信号を伝送する目的で
作られています。ストレージネットワークに使われるファイバケーブルも同じで光の信号のみ伝送します。SFPはファイバケーブルより伝送される光の信号を電気信号へ変えるトランシーバの役割を持っている機械です。
通常、サーバのCPUでもスイッチ内部のCPUでもストレージ上のコントローラでもデータのやり取りはすべて電気信号です。スイッチ上ではルーティングを行ってポート毎にデータを受け渡すことをしています。
また、SFPでは電気信号を光信号へ変える役割りも持っており、サーバなどから外へ出すデータに関してはSFP上で電子的な信号から光の信号へ変えることでデータを出力しています。

⑤ストレージ
ストレージにはRAIDディスク、JBOD、テープ装置があることを以前書きましたが、それぞれがサーバと接続するためのポートを複数持っています。最新のストレージ機器では接続用のポートを196ポート以上持っている機械が販売されています。FCスイッチいらずです。


さて、ストレージを導入するには何を決めないといけないのでしょう?
実際にストレージ設計とはなにをすることなのか次回説明しましょう。