これからのシステムエンジニア

お盆休みでも書き込みをしたいと思いながらも長い間書き込みができず、すみませんでした。8月9日以来の書き込みで自分でも久しぶりだなぁと思ってしまいました。


ストレージに関係することですが、私が考えるこれからのシステムエンジニアについてまとめてみたいと思います。皆さんなりの考えがあると思いますので、ぜひコメントください。


ストレージ仮想化の部分でも書きましたが仮想化は誰のため? - 誰かに任せておけないストレージ、今特にサーバとOSの違いはなくなってきていると思っている。どのベンダのサーバでもスペック、構成、保守は同じであり、またサーバ仮想化ソフトウェアやブレードサーバなどが大勢を占めている現在のシステムではどのベンダのものを選んでも同じだと思われる。違うのは、価格と営業の顔、保守員の顔くらいではないだろうか。アプリケーションがどのOSでも搭載できる今のIT業界ではOSがどのようなベンダのサーバでも載るのだから、違いはないと言われてはベンダのエンジニアはなにも反論できないのではないだろうか?唯一違うのはベンダそれぞれが販売しているUNIXだと思われるが、このUNIXも搭載されるアプリケーションに遜色がない状況となってきている。


サーバの中身も変わらず価格もそれほど違いが無く、ブレードサーバがこれからの売れ筋製品だとすれば、サーバが壊れたら障害復旧用に準備している予備のブレードサーバを入れ替えれば良いのである。これこそ最近流行のパーツを交換するだけでシステムが復旧できてしまう「チェンジニア」の姿ではないだろうか?ベンダが復旧の時間が早くなるシステムを販売し、運用が簡単になる製品を開発すればするほど、実は自分の首を絞めていることになるはずである。


これからのシステムエンジニアに求められる2つの要素をあげるとすると、DB、メールなどのアプリケーション(ミドルウェア)が経験として語れるということと、そのアプリケーションのデータを保存するデータ格納領域(ストレージ)が語れることが重要になってくる。ストレージはサーバがどのベンダのものであろうとどのようなアプリケーションがインストールされようと必要になる製品であり技術である。OSやサーバはどのベンダのものを使用しても、その上にインストールされるアプリケーションが24時間動き続ければ同じことだと思う。


これからはアプリケーションとストレージが経験から語れるエンジニアが増えてくることを願いたい。広くシステムを語れることで、エンジニアとしての価値もあがるはずである。このブログでは、ストレージエンジニアに必要な知識、経験を広く伝えるようにこれからも書き込みをしていきたいと思っている。